其の病院というのは昔から小生は勿論、家族ぐるみでお世話になっている個人が経営する「A・H病院」で、入院病棟もある準総合病院のようです。 当然ながら馴染みの知り合いの医者も数人おりましたし、場所的にも住まいの団地から徒歩でも10分くらいのところにありました。クリニックとしては人気なほうだったと思います。
ところが、熟年になって市の高年者の成人病定期健診で検便の結果、陽性と認定され、更にその後、当病院で精密検査を受けたところ、その結果は大腸がんと診断されました。 通常なら内視鏡で観ながら腫瘍部分を摘出すればよいのだが、小生の場合はある程度進行している物で、開腹手術をしなければならないとのことでした。歯根治療とはそれだけ専門性が高いのだ。
この時ばかりは、頭をガーンと殴られたようなショックでした。 しかし、結果は結果なので受け入れるしかなく、早速ながら問う当病院へ入院、手術、そして術後の療養に20日間、そのご無事退院することが出来ましたが、初めて、病人の不自由さを思い知らされました。
そして馴染みの医師の言葉によると「大腸内部のはっきりした癌は完全に除去はしましたが、転移については当病院で各器官での追跡検査はするようにしますから」ということでした。 そして、現在まで手術後ほぼ5年程過ぎましたが、定期検査において今のところは異常は検出されてはいなようです。